【人気低下】野村インド株投資を比較してみる
こんにちは。HIROBUNです。
いつも当ブログをご利用いただき、ありがとうございます。
朝晩などだいぶ涼しく、過ごしやすくなりましたね。
さて、今回は注目ファンドとして、 野村インド株投資を取り上げます。
皆さんは、野村インド株投資というファンドがあることをご存知でしたか?
私も勉強不足で知りませんでしたが、アクティブファンドですし、インデックス投資ブロガーは関心を持たないファンドではないでしょうか。ブログ等で取り上げているのを読んだことがありません。
でも、純資産は巨大で、世間では(良くも悪くも)注目ファンドみたいです。「おれ、インド株で当てちゃってさ」「マジかよ」なんて、いかにもありそうです。
冗談はさておき、まずファンドの特色です。
主要投資対象はインド企業の株式。ボトムアップ・アプローチによる銘柄選択を中心に、トップダウン・アプローチによる業種判断も加味して、収益性、成長性、安定性およびバリュエーション等を総合的に勘案して投資を行う。原則として為替ヘッジを行わない。ベンチマークはMSCIインド・インデックス(税引後配当込み・円ベース)。ファミリーファンド方式で運用。7月決算。(引用元:モーニングスター)
ボトムアップ・アプローチとトップダウン・アプローチです。やっぱりスゴそうです。
次に、グラフです。
インド株と聞くと、何かとんでもない動きをするような気がしましたが、それはやはり気のせいでした。
基準価額の変動は、思ったよりもインデックスの株式ファンドに似ているかもしれません。もっとも、上昇時は国内株式はもちろん、先進国株式や新興国株式よりもかなり大きく上昇しています。
しかし、9月の最新のリターンでは先進国株式を下回っています。
続いて、表です。
やはり、真っ先に目を引くのは、野村インド株投資の純資産の大きさです。前回のグロロボファンドに勝るとも劣らない3,900億円超えです。
年間リターンも新興国株式ファンドより良かったのですが、2%超という信託報酬を差し引くと新興国株式ファンドのリターンを下回ります。
もっとも、野村インド株投資は、年1回500円の分配金を出しているので、実際にはその分、年間リターンはかさ上げされます。
年間標準偏差は、先進国株式ファンドと新興国株式ファンドの中間くらいの高さですね。株式ファンドとしては、特別高くはないようです。
続いて、純資産の推移です。
2018年2月には5300億円近くの純資産ありましたが、現在は3,900億円超にまで激減しています。
最後に、総口数の推移です。
総口数は、19か月前の1,954億口から、現在の1,644億口まで、310億口も減少しています。
終わりに
野村インド株投資は、時期によっては驚異的な上昇を見せることもありますが、この1年間ではインデックスファンドをアウトパフォームできず、恐らくは高い信託報酬も災いして、解約が増えています。
しかし、ファンドは2005年の設定で、かなり歴史のあるファンドですし、純資産の大きさから言っても、ファンドはこれからもまだまだ続くでしょう。
インドという国の将来性を見越して、今後も投資を継続するという判断を下す方もいらっしゃるかもしれませんが、野村インド株投資は、あまりにも信託報酬が高いファンドであり、5年間持っているだけで投資額の2%✕5年間=10%を持っていかれることは、十分意識されたほうが良いと思います。
今回はここまでです。それではまた。
※投資は自己責任でお願いします。