【あのファンドは今】さわかみファンドと全世界株を比較してみる(追記版)
こんにちは。HIROBUNです。
当ブログへのご訪問と応援、いつもありがとうございます。
前回お伝えしましたYahoo!ファイナンスからWebクエリでデータが取り込めなくなってしまった件につきましては、Yahoo!ファイナンスのモバイル用のサイトから取り込むことにより、何とか回避できました。お騒がせして申し訳ありませんでした。
モバイル用のサイトの仕様がこのまま変更されないことを祈ります。
さて、今回は何を比較しようとかなと考えていたときに、ふと思いついたのが「さわかみファンド」でした。
だいぶ昔、まだ投資のやり方を知らなかったにもかかわらず、「さわかみファンド」の資料を取り寄せたことがありました。
つまり、「さわかみファンド」はそれだけ一世を風靡したんですね。当時は低コストで、良心的なイメージがありました。そういうところは少し「ひふみ投信」と似ているかもしれません。
その「さわかみファンド」ですが、最近の投信ブロガーの記事で見ることはほとんどありません。今はどうなっているのでしょうか。
それでは、ファンドの特色です。
主要投資対象は国内外の株式等。運用にあたっては、その時点で最も割安と考えられる投資対象に資産を集中配分し、その投資対象資産の中で、将来価値から考えて市場価値が割安と考えられる銘柄に選別投資し、割安が解消するまで持続保有する「バイ・アンド・ホールド型」の長期投資を基本とする。8月決算。(引用元:モーニングスター)
主要投資対象は国内外の株式等とのことですので、いま流行り?の全世界株式ファンドと比較してみました。
まず、グラフです。
赤い線がさわかみファンドです。最初の4か月間は全世界株式をアウトパフォームしましたが、その後の8か月間は全世界株式を大きくアンダーパフォームしました。
次に表です。
まず、さわかみファンドの純資産の大きさに驚きました。さすがは一世を風靡したファンドだけあります。今でも保有している方が大勢いらっしゃるんでしょうね。
すべてのファンドのリターンがマイナスですが、その中でもさわかみファンドのマイナスがひときわ大きくなっています。
全世界株式ファンドに対するさわかみファンドのパフォーマンスがはっきりしましたが、ここでミスをしたことに気づきました。
さわかみファンドの資産構成比率は国内株式が90.50%(出典:さわかみ投信株式会社HP)だったんですね(だったら、なんで国内外の株式…)。Yahoo!ファイナンスのカテゴリーでも、国内株式型 国内大型ブレンドでした…すみません。
で、やってみました。比較対象は、国内株式ファンド(TOPIX)とひふみプラスです。
まず、グラフです。
このグラフでは、青い線がさわかみファンド、赤い線が国内株式ファンド(TOPIX)です。黄緑色の線は…ここでは触れないことにします。
次に表です。
少し意外だったのは、さわかみファンドと国内株式ファンド(TOPIX)のパフォーマンスにあまり差がなかったことです。特にグラフで見ると、ほとんど差がないように見えますね。
全世界株式ファンドにはだいぶ差をつけられましたが、それは単に国内株式のパフォーマンスが悪かったことが大きな原因であることが分かります。
しかし、信託報酬の高いアクティブファンドが、信託報酬の安いインデックスファンドより、パフォーマンスで劣るのは、やっぱりマズいですよね。資金も流出しているようです。
さわかみファンドの今後の復活はあるのでしょうか。
今回はここまでです。それではまた。
※投資は自己責任でお願いします。