HIROBUNが投資信託を見える化するブログ

グラフと表による「見える化」を通じて、投資信託の実態を明らかにします。そして、優れたバランスファンドにより、すべての方にストレスなしの真のほったらかし投資を!

東京海上・円資産バランスファンドを比較してみる

こんにちは。HIROBUNです。

いつもご訪問いただき、誠にありがとうございます。

今回は、皆さまから幸いなことにご好評をいただいている比較してみるシリーズです。

なお、同シリーズは段々記事数が増えてまいりましたので、昨日からカテゴリー分けをしてみました。

今後は、右側のサイドバーから、より記事が探しやすくなったと思いますので、引き続きよろしくお願いいたします。

さて、今回比較の対象とするのは、モーニングスターのファンド オブ ザ イヤー2018 バランス型部門で最優秀ファンド賞を受賞した東京海上・円資産バランスファンドの、ただし毎月決算型ではないほうです。

本当は同賞を受賞したのは毎月決算型なのですが、に懲りているので、比較対象は年1回決算型のほうでお許しください。と言っても、Yahoo!ファイナンスの資金流出入ランキングで9位(毎月決算型は7位)ですから、結構な大物ファンドです。比較のしがいがありますね。

なお、『ファンド オブ ザ イヤー2018』は、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2018」と間違えやすいですが、それとは異なり、「投資信託の評価機関」であるモーニングスターが、毎年、国内の追加型株式投資信託 約5,300本を対象に、優れた運用実績とマネジメントを持つファンドを選考したアワード(賞)(引用元:モーニングスター)というものです。

「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year」が投資家の視点で選んだ良いファンドだとすれば、「ファンド オブ ザ イヤー」は投信販売会社の視点で選んだ良いファンド…なのかな?

ファンドの特色は次のとおりです。

主要投資対象は、国内の債券・株式・不動産投資信託(REIT)。3つの円資産に分散投資をすることにより、信託財産の着実な成長と安定した収益の確保を目指す。各資産への配分比率は、日本債券70%、日本株式15%、日本REIT15%を基本とする。ファミリーファンド方式で運用。7月決算。(引用元:モーニングスター

全てが円資産で、かつ、日本債券がメインのアクティブ型バランスファンドなんですね。

それでは、早速、他のインデックス型バランスファンドと比較してみましょう

まず、グラフです。

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日本債券がメインである特徴がはっきり出ていますね。非常に安定し、かつ、上昇基調です。しかし、リートの割合が低いためでしょうか、野村7資産にはリターンで負けています。

続いて、表です。

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やはり日本債券が70%を占めているだけあって、年間標準偏差が非常に低く、そのためにシャープレシオが最も高くなっています。

そこで、ちょっと思ったのが、日本債券100%のインデックスファンドと比べたてみたらどうだろうということです。で、比べてみました。

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…えー、日本債券100%のインデックスファンドであるeMAXISSlim国内債券インデックスのほうが、年間標準偏差も、年間リターンも、シャープレシオも圧倒的に良いですね。東京海上アセットマネジメントは、一体何のためにこのファンドを作ったのでしょうか。信託報酬は、東京海上・円資産バランスファンドがeMAXISSlim国内債券インデックスのぴったり7倍で、確かに7は縁起の良い数字ですが…冗談です(笑)。

でも、eMAXISSlim国内債券インデックスの純資産は59億円。これに対して、東京海上・円資産バランスファンドの年1回決算型の純資産は2,078億円、1か月で134億円販売。さらに毎月決算型の純資産は6,288億円、1か月で184億円販売。ご想像のとおり、国内85社の金融機関及び証券会社が鋭意・絶賛販売中です。

圧倒的な営業力の勝利ですね。

私たち個人投資家は、やっぱりつみたてNISAから投資対象を選ぶなどにより、自分を守らなければいけませんね…って、これ、つみたてNISAにも入っているじゃないですか!金融庁もですか…。

すみません、間違えました。つみたてNISAに入っているのは、東京海上・円資産インデックスバランスファンドでした。これ、絶対間違えますよね。信託報酬は0.4104%。純資産残高は2,000万円、1か月で300万円販売だそうです。設定日は2017年10月11日、そろそろ2年になります。販売会社はわずか2社、うちネット証券1社。買うのが難しそうですね。金融庁様、この事実をどうお考えでしょうか。

今回はここまでです。それではまた。

※投資は自己責任でお願いします。