HIROBUNが投資信託を比較するブログ

グラフと表による「見える化」を通じて、投資信託を比較します。そして、優れたバランスファンドにより、すべての方にストレスなしの真のほったらかし投資を!

楽天・インデックス・バランス(DC年金)を比較してみる

こんにちは。HIROBUNです。

いつも当ブログを訪問してくださり、本当にありがとうございます。

8月も下旬となり、猛暑は少し和らいだ感がありますが、まだまだ残暑は続きますので、皆さまもお体には十分お気を付けください。

さて、今回はiDeCoバランスファンドの第2回目、楽天証券iDeCoセレクションの楽天・インデックス・バランス(DC年金)(以下、楽天バランス)です。

同ファンドの運用方針は、次のとおりです。

確定拠出年金専用ファンド。実質的に日本を含む全世界の株式および投資適格債券へ分散投資を行う。投資対象とする外国投資信託は、それぞれ全世界の株式市場および投資適格債券市場の代表的な指数に連動する投資成果を目指して運用を行う。各資産の基本配分は、株式15%、債券85%とする。投資適格債券への投資にあたっては、原則として実質組入外貨建資産の対円での為替ヘッジを行う。ファンドオブファンズ方式で運用。4月決算。(引用元:Yahoo!ファイナンス

債券が85%、為替ヘッジありというのが大きな特徴ですね。それでは早速、他のインデックスバランスファンドと比較してみましょう。

まずは、グラフです。

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楽天バランスは紺色の線です。前回に引き続き、また野村7資産が負けました…(泣)。楽天バランスの線は、インデックスファンドとは思えないほどなだらかに上昇しています。2018年12月の落ち込みの少なさはすごいですね。これは、楽天バランスの85%が債券部分であり、かつ、現在は株安・債券高の流れであることの現れだと思います。

続いて、表です。

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やはり楽天バランスが、年間標準偏差が圧倒的に低く、一方で年間リターンは一番高く、当然ですがシャープレシオは一番となっています。

また、楽天バランスは債券部分が85%も占めているということで、今回は、試しに日本、先進国、新興国の各債券ファンドとも比べてみました。

まずは、グラフです。

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一番上の新興国債券ファンドの凸凹が、国内債券ファンドと先進国債券ファンドとブレンドされて、思い切りマイルドになった感じでしょうか。

続いて、表です。 

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楽天バランスは、年間標準偏差ではさすがに国内債券ファンドに負けましたが、リターンでは上回っています。リターンの良い新興国債券も含むとともに、為替ヘッジを行い、株式ファンドも一部含むことで、通常の債券ファンドに、可能な限り高い+αのリターンの追加を狙ったものという気がします。

楽天バランスは、設定日が2018年5月25日ですので、まだ1年と少ししか経過しておらず、純資産額も18億円しかありませんが、実績を見る限りは、今のところ間違いなく優秀なインデックスファンドであると考えます。

しかし、今後、株式市場が安定したときや、国債金利が上昇したときなど、時期によって有利不利がはっきりと出るファンドであるとも考えますが、どうでしょうか。今後も注視していきたいと思います。

今回は、ここまでです。では、また。

※投資は自己責任でお願いします。