HIROBUNが投資信託を比較するブログ

グラフと表による「見える化」を通じて、投資信託を比較します。そして、優れたバランスファンドにより、すべての方にストレスなしの真のほったらかし投資を!

投資信託はどう売ればよいのか(出口戦略)1

こんにちは。HIROBUNです。

いつもお読みくださり、ありがとうございます。

前回の投資信託はどう買えばいいのか(入口戦略)は、今までで一番多くのはてなスターをいただきました。もちろん大変感謝しておりますが、このことについて少し考えたことがあります。

私は、当ブログを、すでに多くの投信ブログを読み漁り、それでも投資の決め手に欠いている投信初心者や投信難民の方を想定して書き始めました。

このため、投資信託の基本的なことはすでにご承知だろうという前提で、いきなり投資信託シャープレシオの比較といった、今考えると結構マニアックな話から始めてしまいました。

しかし、投信の買い方についての記事がこれだけご好評をいただいたということは、やはり、もっと基本的なことについても書かなければいけないのかなと考えたわけです。このあたりは、今後も工夫をしていきたいと思います。

さて、今回は投資信託の売り方、いわゆる出口戦略についてですが、このことについて、私はつい最近までずっと抱いていた疑問や悩みがありました。

それは、インデックスファンドはどのタイミングで売ればよいのかということです。 

個別株であれば、安いときに買って、値上がりすれば売るのが定石です。含み益を現金化する、いわゆる利益確定です。

しかし、インデックスファンドについても同じようにすれば良いとは、どこにも書いてありません。むしろ、多くのインデックス投信ブロガーは、インデックスファンドはとにかくバイ・アンド・ホールドを徹底すべきと説き、最近まで売ることについてはほとんど触れてきませんでした。

じゃあ、インデックスファンドはいつ売ればいいの?売らないで持っているだけでいいの?インデックスファンドだって、含み益を現金化しなければ、いつまでも本当の利益とは言えないんじゃないの?と思っていたんですね。

少し話が脱線しますが、私は、リーマンショックの前からインデックスファンドについて注目しており、当時は本を読んだり、インデックス投資家のホームページなどを見たりして、いつか自分もやろうなどと考えて(でも行動には移さずに)いました。

その後、リーマンショックで株が大きく下落したとの報道が相次ぐようになり、私もいつの間にかインデックス投資家のホームページを見なくなってしまいました。

やっぱりインデックス投資でもダメじゃん、株の暴落には勝てないじゃんと思ってしまったんですね。そして、その後何年も投資には近づきませんでした。

その後、景気も回復し、また投資への興味が戻ってきたときに読んだ別のインデックス投信ブログで、リーマンショックにより、多くのインデックス投資家が投資をやめたことを知りました。

そして、今、インデックス投資家として有名になっている方の多くは、リーマンショックのときもインデックスファンドのバイ・アンド・ホールドをやめなかったツワモノであることに気が付きました。

だから、何があってもバイ・アンド・ホールドを徹底すべきというのは恐らく正しいとは思うのですが、多くのインデックス投資家が実行できなかったのは事実ですし、個別株では同じことをするのを逆に多くの投資家が否定している(適切なところで損切りすべし!)わけですから、自分のメンタルがそれに耐えられると楽観的に考えることはできませんでした。

また、一度は暴落を乗り越えられたとしても、年をとっていよいよインデックスファンドを売ろうとしたときに再度暴落に見舞われたら、もう挽回することは難しいのではないかとも考えました。

では、どうすれば投資の世界から現金の世界にうまく着陸できるのか。

次回は、最近ようやく具体的に提案されるようになり、また、自分でも考えてみた具体の出口戦略について書いてみたいと思います。

それではまた。

※投資は自己責任でお願いします。