HIROBUNが投資信託を比較するブログ

グラフと表による「見える化」を通じて、投資信託を比較します。そして、優れたバランスファンドにより、すべての方にストレスなしの真のほったらかし投資を!

私がバランスファンドを選んだ理由

こんにちは。HIROBUNです。

今回から、私がバランスファンドを選んだ理由を失敗談とともに書いていこうと思います。

まず、次のグラフをご覧ください。

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資産クラス別基準価額変動率の推移

これは、代表的な8資産である国内株、先進国株、新興国株、国内債券、先進国債券、新興国債券、国内リート、先進国リートからなるインデックスファンドの1年間の基準価額変動率の推移です。

今一番伸びている資産クラスは何でしょうか。一目瞭然、国内リートですね。

では、次に同じデータをシャープレシオとリターンの表で示してみます。

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資産クラス別ファンドのシャープレシオ・リターン・標準偏差

グラフでも見たとおり、国内リートがシャープレシオ、リターンとも圧倒的です。特にリターンは心配になるくらいの高さです。プチバブルでしょうか。

しかし、リターンで2位の先進国リートはシャープレシオでは4位に後退します。よく見ると、先進国リートは標準偏差が国内リートの倍近くあり、2018年12月に大きく下がっています。

また、好調な米国株を68%含む先進国株も、シャープレシオは6位、リターンも特筆すべきものとはなっていません。そしてこちらも標準偏差が先進国リート以上に高く、皆さんご存知の通り、2018年12月に大きく下げました。

 一方、無リスク資産として、主に株式ファンドのリスク低減のために買われる国内債券のファンドが、リターンは高いとは言えませんが、シャープレシオはかなり高かったりします。標準偏差は先進国リートのなんと10分の1に過ぎません。

では、やっぱり国内リートを買えばよいのでしょうか。

 次に、1年前の同じファンドのグラフをご覧ください。

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1年前の資産クラス別の基準価額変動率

1年前は、国内リートは資産クラス別では3位。悪くはありませんでしたが、1位は先進国株、2位は国内株でした。

次にやはり同じデータをシャープレシオとリターンの表で示してみます。

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1年前の資産クラス別ファンドのシャープレシオ・リターン・標準偏差

シャープレシオではやはり先進国株と国内株がわずかに国内リートを上回っていました。しかし、標準偏差では国内リートのほうが先進国株や国内株を下回っています。

何が言いたいかというと、毎年、どの資産クラスのリターンが一番良いかは分からないということです。

では、私達投資家は、いったいどうすれば一番良い結果を得られる可能性が高いのでしょうか。

以下、次回に続きます。

※投資は自己責任でお願いします。