なぜ、野村インデックスF・内外7資産バランス・H型なのか
こんにちは。HIROBUNです。
さて、バランスファンドはよく初心者におすすめとされます。
しかし、本当にそうなのでしょうか。
初心者向けというと、経験者向けよりも儲からず、いずれは経験者向けのファンドに買い換えるというイメージがあります。
実際には、バランスファンドには経験者ほど注目すべき、積極的なメリットがあると私は考えます。
そのことについてはこれから追々書いていきますが、今回は、バランスファンドのメリットはすでにご存知であることを前提として書きます。
バランスファンドが良いことが分かっていても、バランスファンドには次のようにいろいろな銘柄があります。例えば、代表的なところを挙げると次のようになります。
1 SBI資産設計オープン(資産成長型)
2 野村6資産均等バランス
3 野村インデックスF・内外7資産バランス・H型
4 eMAXISSlimバランス(8資産均等型)
5 iFree8資産バランス
6 セゾンバンガード・グローバルバランスF
7 世界経済インデックスF
8 SMTインデックスバランス・オープン
この中で、投信ブロガーに人気なのは4と6です。
特に4のeMAXISSlimバランス(8資産均等型)は、信託報酬率がバランスファンドの中で最も低いことから、「投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2018」で5位になるなど、虫とり小僧さんを始めとする多くの投信ブロガーさんが推奨しています。
しかし、私は3の野村インデックスF・内外7資産バランス・H型(以下、野村7資産)を選びました。
その理由を次にグラフと表で示します。
上のグラフは、1年前の各バランスファンドの基準額を100とした場合の変動率の推移を表したものです。
2019年5月以降、野村7資産が上昇率1位となっています。
しかし、野村7資産を選んだ理由はこれだけではありません。
次に示すとおり、野村7資産は年間標準偏差(=リスク)が小さい割に、リターンが大きく、ファンドの効率性を表すシャープレシオ※が高いのです(※以下に示す計算結果は、数字の正確性を保証するものではありません)。
ただし、シャープレシオはリスクが高くてもそれ以上にリターンが高ければ、やはり高くなるため、ハイリスク・ハイリターンのファンドを投資対象から排除する目的には使えません。
その点、野村7資産は、上記の8ファンドの中では年間標準偏差が最も低くなっています。
このことは、上記のグラフからも見て取れます。グラフの山が低く、谷が浅い(=なだらかな)ほど標準偏差は低いことになります。
そして、これは1年前も同様でした。
野村7資産は年間リターンではやや劣ったものの、やはりシャープレシオは1位、そして年間標準偏差は最低でした(野村6資産均等バランスは2017年9月設定のため計算ができませんでした)。
以上から、私は野村7資産はバランスファンドの中で最もリスクが低く、安心して投資できるファンドであると考えました。
投資信託を選ぶなら、シャープレシオが高く、かつ、標準偏差ができるだけ低いものを選ぶのが良いと思います。もちろんリターンが高いことも重要ですが、リターンは水物ですから。
実際に現在投資している感想ですが、下落するときは他のバランスファンドの半分くらいの印象なのに、上昇するときは他のバランスファンドに勝るとも劣らず、そのメリットは少々高い信託報酬率を補って余りあると感じています。
これは、野村7資産の特徴である新興国株を含まず、かつ、海外資産にすべて為替ヘッジが付いていることが効いていると考えています。
次回からは、バランスファンドを選んだ理由について書いていこうと思います。
※投資は自己責任でお願いします。